マッキントッシュを使ってみましょう。洋彰庵的にはマッキントッシュには様々な思い入れがあります。 最初はどんな家電でも電源を入れることから始まります。 |
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おまけに起動時にハードの故障(トラブル)があると、マッキントッシュはまるで構内アナウンスさながらにピンポンパンポンと知らせてくれます。2小節目はたぶんわざと音程を外しています。カワイイです。そしてサッドマックが画面に出現。 |
さて、話が脱線しました。音に続いて、画面には「ハッピーマック」が出てきます。そして、
「Welcome to Macintosh」のメッセージ。これは画面一面に派手に雲の絵を展開ではなく
小粋に「ようこそマッキントッシュへ」なのです。
正月に立ち上げると、この「Welcome」メッセージが「あけましておめでとうございます」となります。
これは日本仕様(漢字Talk7から?)です。初めて拝見した時には感動してしまいました。
起動後にシステムにトラブルが起こった場合は あの「爆弾」が表示されます。 マックに爆弾
初期のユーザーは知らずにこの爆弾出現でマックから避難したそうですよ。
いきなり黙りこんでしまったり、遠い世界へ飛んで行ってしまうDOSマシーンよりは、使っている人に対してフレンドリーだと思います。それにしても機械がユーザに迷惑をかけている筈なのに、爆弾やらサッドマック表示や音でトラブルを示していると、やれやれと思いどうも憎めないやつと思って我慢してしまう、それがマック。
ところで、「ハッピーマック」「サッドマック」「Welocome to Macintosh」の画面にでるアイコンはどれも初代から続く画面と本体が一体になったコンパクト型マッキントッシュです。ところが、現行の機種には、このコンパクト型マッキントッシュは存在しません。古くからのユーザは何の疑問も持ちませんが、最近マッキントッシュを使い始めたユーザには、全く意味不明のメッセージかもしれません。
それを知ってか知らずかMacOSと顔シンボルが出現し始めたのが漢字Talk7.某ならぬMacOS7.6.1J からです。お寂しい限りですアップルコンピューター社さん。
MacOS8.後半からは「Welcome」が表示されるようになりました。
ドイツのフロッグデザインがその外観をデザインしているコンパクト型マッキントッシュシリーズを書きましょう。初代からのマッキントッシュ(128KからSE/30)を実際に使ったことのある人はそれほど多くはないでしょう。たしかに、最近のiMac以前までの機種の筐体は単なるアップルが作った「コンピュータ」にしか見えません。個人的にはIIci〜Quadra700の筐体もサイズ的には好きですが。一体型といってもカラクラからLC(パーフォーマー)シリーズのデザインは今一です。 |
パーソナルコンピュータがまだ、高価なおもちゃの時代、コモドール(Commodore)社・ラジオシャック(Radio Shack)社・日本ではNECと富士通やシャープなどが8ビットマシーンでシェア争いをしていました。いわゆるインテル(Z80)かモトローラ(68K)か どちらがメインになるかの競争時代です。 |
そう あの日電のPC-9801(16ビットでアーキテクチャーがぐちゃぐちゃ漢字ロムマシーン)
が台頭したからです。TK-80からの流れの「マイコン」から、「パソコン」と呼ばれるように
なってきた時代でもあります。
マッキントッシュ誕生の時代、日本のコンピュータ事情はこのような様子を呈していました。
でも当時は日本電気PC-9801でないと実用ソフトが殆どありませんでした。医学統計含む
ゲームソフトから仕事や統計やワープロに至るまで。漢字ロムマシーンが便利でありました。
あれから・・17年・・・21世紀になりました。