アンプ考更新2001.01.10
アンプ 最高 再考
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00アンプについて【前口上】
21世紀になりました。アナログプレーヤー(カートリッジという入口)なき後のオーディオ装置で、音を決める要素はアンプとスピーカーでしょう。この2者が音の好みを決める最終選択項目と思いますが如何でしょう。オーディオは装置に凝らないこと!!って自覚したのは超弩級のアンプも購入できる可能性が出てきた40台になってからの事。
私はオーディオ業界人ではありませんが、前述の如く中学校、高校と工作が好きで、それなりに電子回路、電気回路から音響(電波伝播の遅いものとの解釈でいいかな?)に興味を持っていました。
自称マニアに成りきれなかった音楽好き人間の音の増幅のたわごと・・・ さて今から
コンポーネントを揃えようとか、アンプを買い換えようと思う方のご参考になりますでしょうか。
01【アンプは重い方が音が良い?】
これは本末転倒している事象かも?
良い音のアンプは重いのではなく、良いアンプを目指せば重くなってしまうのです。アンプとは最終的には電力の増幅ですから、安定した電源の供給・強力な電源回路が必要。よってトランス重量が重みを占めることになります。それと、最近のアンプをさらに重くしているのが、振動対策とかいってシャーシの厚みを増やしていることでしょう。この事を知る為にはトランス重量の全体重量からの比率が記載されていれば一番かもしれませんね。
それでも重いアンプが音が良いと信じておられるならば、空いている放熱空間にでも鉛を沢山詰め込めば重くなって宜しいかもしれません。但しトランジスタが過熱してぶっ飛んでも洋彰庵は責任をとりませんよ。
02【真空管アンプはトランジスタアンプよりも音が良い?】
21世紀の真空管アンプ
技術的なデータから推測すれば【21世紀は真空管アンプに何一つ良いところはない】が結論でしょう。ただし、確かに高音域が伸びないとか、A級動作だかのせいかどうか、音が柔らかくて心地よい音だと思います。真空管アンプの音が良いというのは良いと言う定義が間違っているだけで、その人はこのアンプの出力状態が好きだ。と言うべきでしょう。
電源投入後チューブが安定し聞けるようになるまでに時間を必要とし、やたらと電気を食い振動には弱い。
情緒があるからと言って性能や音を論じるべきではないでしょう。でも確かに、あれはあれでいい、好きな人はお好きにとだけですね。洋彰庵は照明を落した部屋で真空管アンプでアナログレコードを再生するのは大好きですがね・・・。
03【イコライザーアンプ】の迷路?
(特にグラフィックイコライザー)やトーンコントロール部分
グラフが動いているのを見て細かく調整するのがお好きな人は、周波数特性をいじるグライコが付いたアンプを買いましょう。もしくはプリとメインの間にグライコを繋ぎましょう。でも途中にあんな迷路状の回路をくっつけて音に良いかどうかは私は存じ上げません。
ちなみに高価な名門アンプにはグライコは附属していないでしょう?
トーンコントロールだって不要なものなのかもしれませんが・・・・。
まあアンプはシンプルにかつ歪みなく電気信号を増幅してくれるものが一番なんでしょう。
こう書くとBOSE901愛用の私に対して
何だあのスピーカーは、スピーカー専用のイコライザーアンプを
途中に噛まさないといけないじゃないか!!って非難されそうですが、
BOSEのあれはスピーカーの為にワザとアンプ特性を変えなければならない
エンクロージャーシステムとして許してくださいませ。ということで
アンプ選びはトランスと安定した電力増幅に注目。
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