スピーカー考更新2001.01.11
ラウドネス・スピーカー 最高 再考
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00スピーカーについて【前口上】
21世紀になりました。アナログプレーヤー(カートリッジという入口)なき後のオーディオ装置で、音を決める要素はアンプとスピーカーでしょう。この2者が音の好みを決める最終選択項目と思いますが如何でしょう。オーディオは装置に凝らないこと!!って自覚したのは100万円のスピーカセットでも購入できる40歳台になってからの事。
私はオーディオ業界人ではありませんが、前述の如く中学校、高校と工作が好きで、それなりに電子回路、電気回路から音響(電波伝播の遅いものとの解釈でいいかな?)に興味を持っていました。
自称マニアに成りきれなかった音楽好き人間の音の出口のたわごと・・・ さて今から
コンポーネントを揃えようとか、スピーカーを買い換えようと思う方のご参考になりますでしょうか。
01【スピーカーユニットが多い構成】の罠
スピーカーユニット1つでは可聴範囲をカバーできないので、低音用、中音用、高音用と周波数帯域を分割して鳴らすのが理想。これが一般的な考えですよね?
ここでの問題は周波数を分割するための電気部品、コイルやらコンデンサーで構成されたネットワークで分割し、アッテネーターで各スピーカへ出力レベルが調整されます。これらの部品が介在すればするほど音が濁る可能性が増えます。太い空芯コイル(直流抵抗分を小さく)で無極性コンデンサーのネットワークなら問題は少ないのですが、鉄芯入りの細い巻き線コイルと有極性電解コンデンサー(同じ容量なら無極性のものより安くて小さい)・アッテネーターも巻線抵抗・・・こんな、マルチウェイスピーカではスピーカケーブルを太くて無酸素銅線を使った高価なものに変えても意味ありませんよね。
近頃の、ミニコンポのマルチウェイスピーカーは間違い無く鉄芯入りの細い巻き線コイルと有極性電解コンデンサーのネットワークでしょうね。そして巻線抵抗で各スピーカへ接続・・・。
あのミニコンポのエンクロージャーの中に太い空芯コイルとフィルムコンデンサー(無極性)を入れる事は不可能でしょうね。
もし洋彰庵がマルチウェイスピーカーを導入するとなると、きっとポリシー上からネットワークとアッテネーターを外して各ユニットを専用メインアンプ(パワーアンプ)でドライブしはじめるでしょうね。
3ウェイならメインアンプの部分で6つ・・・ぎゃ〜。や・やめた。
だから私の理想はフルレンジ構成!!
ミニコンポのエンクロージャー並の大きさではBOSEのフルレンジ1個(101シリーズ)なんかがお勧めでしょうか。 って洋彰庵BOSEファンなもので国産メーカーさんごめんなさい。国産品で優秀なフルレンジは沢山あります。
スピーカボックスが(特に裏面を確認)出来るだけ硬い・名だたるフルレンジ一発スピーカが自分流ですね。もし購入予定のミニコンポがあったら迷わずスピーカの裏を叩いてみてください。現在はそんな物はないと思いますが、ベニヤ合板でボコボコいう裏もありましたよ、ダンボール状の木の集成材の薄い物なんかもね。
注記 自分の愛聴SPがBOSEの101と901なもので
偏った記載はお許しください。
尚101はサブウーファシステムと共に天井付けしてあります。
よくナウいお店で見かけるでしょう?
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